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今回は日本製紙などバイオマスに関する技術の有力企業3社のテクノロジーを紹介します(本記事の内容は2025年1月時点のものとなります)。

ここでピックアップする技術は今回注目したもので、全体のごく一部ですのでご留意を!
- 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値が高い3社を紹介
- 今注目のバイオマス業界!
- 各企業の新しい取り組みや新発明なども併せて紹介

早速、企業の注目技術を見てみましょう!
バイオマスとは

燃焼効率を高めるため、ペレット化された木質バイオマス
出典:Wikipedia ファイル:Wood pellets-small huddle PNr°0108.jpg 著者:D-Kuru
バイオマスとは化石系以外の生物由来の燃料(原料)のことをいい、大きく分けて建築廃材などの廃棄物系、ヤシ殻やもみ殻のなどの未利用資源系、サトウキビやトウモロコシなどの作物系があります。
バイオマスにはカーボンニュートラルという大きな特徴があります。例えば、サトウキビを燃焼させて二酸化炭素が発生しても、同量のサトウキビを新たに植え続ければ、新しく植えたサトウキビが二酸化炭素を吸収してくれます。このため、長期的には大気中の二酸化炭素量は一定で変化しないことになります。また、バイオマスは燃料としての保存が可能なため、安定供給が可能という長所もあります。
日本製紙
木質バイオマス燃料の製造技術に強みを持ちます。木質バイオマス燃料とは、未利用木材などを原料として製造する固形燃料のことで、石油を代替するエネルギー原として注目されています。木材は燃焼効率も輸送効率も悪いため、燃料として活用するには様々な加工処理を行うことが重要です。同社は木材のエネルギー効率や保存性を高める技術などに特に強みがあります。
参考URL:https://www.nipponpapergroup.com/csr/npg_ir_26-27.pdf
なお、特許はバイオマス関連のほか、紙素材・紙製品に関連して幅広く有します。
三菱重工業
様々な廃棄物を高効率に処理できるガス化溶融炉を開発。ガス化溶融炉とは、廃棄物を燃焼して無害化するとともに、そこから発生した炭化物質とガスをさらに燃焼させ、発電等を行う仕組み。同社のガス化溶融炉は廃棄物の仕分けに特徴があり、不燃物の中から効率的に有価金属などを取り出すことができるうえ、燃焼も安定する。
参考URL:https://www.mhi.com/jp/products/environment/pyrolysis-gasification-melting.html
なお、特許は工業炉関連のほか、輸送機器やプラントに関連して幅広く有します。
メタウォーター
下水汚泥を高速にガス燃料化する技術を開発。下水処理場から発生する汚泥や食品残渣は、メタン発酵させることによりその質量を減らすとともに、ガス燃料を得ることができる。同社はメタン菌を高濃度に維持し、高速でメタン発酵させる技術を開発。ガス燃料製造の効率化が期待できる。燃料はガスエンジンや燃料電池等での利用が可能。
参考URL:https://www.metawater.co.jp/solution/product/sewer/gas_convert/
なお、特許はバイオマス関連のほか、汚泥処理・水処理に関連して幅広く有します。

紹介した3社以外にも本テーマの技術優良企業はありますよ
工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。
大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!
以上