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【東京ガス】など【水素利用】関連3社 テクノロジーPickUP- 2024年7月度-

こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。

今回は東京ガスなど水素利用に関する技術の有力企業3社のテクノロジーを紹介します(本記事の内容は2024年7月時点のものとなります)。

弁理士
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ここでピックアップする技術は今回注目したもので、全体のごく一部ですのでご留意を!

POINT
  • 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値が高い3社を紹介
  • 今注目の水素利用業界!
  • 各企業の新しい取り組みや新発明なども併せて紹介
弁理士
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早速、企業の注目技術を見てみましょう!

東京ガス

低コストで高効率な水電気分解用の触媒を開発

水素製造用の低コスト触媒を開発しました。水素燃料には、大きく分けて石油燃料から製造する「グレー水素」と水を電気分解する「グリーン水素」とがあります。より望ましいのは、石油に依存しない「グリーン水素」ですが、電気分解は製造コストが高いという問題があります。同社は低コストで高効率な水電気分解用の触媒を開発し、グリーン水素製造の効率化が期待できます。

参考URL:https://www.tokyo-gas.co.jp/news/press/20240326-01.html

なお、特許は水素利用のほか、ガスに関して多数有します。

岩谷産業

水素の輸送インフラに貢献する機器を開発

水素供給用の容器や水素ステーションを提供しています。水素は常温で気体であり、エネルギーに対する体積が大きいため、効率的な輸送には圧縮や液化が必要となりますが、同社は超低温機器で培った技術を活かし、超高圧に対応した水素ステーション機器を製造しました。また、ステーション用の水素ガスの不純物を検出する装置なども開発し、水素の輸送インフラ構築に貢献しています。

参考URL:https://www.iwatani.co.jp/jpn/consumer/hydrogen/

なお、特許は水素ステーションのほか、ガスの圧縮機などに関して多数有します。

川崎重工

体積比30%の割合で安定運用可能な大型エンジンを開発

水素を利用できる大型ガスエンジンを開発しました。クリーンで高出力な水素はエンジン燃料としても有望です。しかし、水素は天然ガスに比べ燃焼速度が速く燃焼温度が高いことから機械的な負荷が高く、大型エンジンでの使用が困難です。同社は大型エンジンにおいて、水素を体積比30%の割合で天然ガスと混焼し、安定運用できる燃焼技術を開発しました。水素エンジンの普及が期待できます。

参考URL:https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20240729_1.html

なお、特許は水素利用のほか、プラントや輸送機器に関して多数有します。

弁理士
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紹介した3社以外にも本テーマの技術優良企業はありますよ

工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。

大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!

以上

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