相談する・仕事を依頼する

【ナノマテリアル】企業特許力ランキング – 2025年1月度-

こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。

今回はナノマテリアルの特許から見た有力企業ランキングを紹介します(本記事の内容は2025年1月時点のものとなります)。

POINT
  • 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値のランキング
  • 今注目のナノマテリアル業界!
  • YK値の高い特許も併せて紹介
弁理士
弁理士

企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値のランキングです。YK値は企業の特許価値を評価する今注目の指標です。YK値の説明はこちらから。

今注目のナノマテリアル業界

極めて小さい粒子が特殊な性質を備える

ナノマテリアル(ナノ素材)とは、100ナノメートル(1000万分の1メートル)以下の粒子構造を持つ素材のことをいいます。ナノマテリアルは、粒子サイズが極めて小さいことにより、同じ物質でも通常とは異なる特殊な性質を備える場合があります。例えば、超軽量で高強度になったり、導電性や熱伝導性が大きく向上したりします。代表的なナノマテリアルとして、カーボンナノファイバーやグラフェン、フラーレンなどの炭素系の材料が挙げられます。

カーボンナノチューブの幾何学構造図 著作者:Mstroeck 出典:ウィキペディア
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Blue_light_emitting_diodes_over_a_proto-board.jpg

二次電池の容量アップに貢献

ナノマテリアルの用途は、化粧品や塗料など身近なものから、医薬品補助剤や触媒、電子デバイス材料などの工業用のものまで多岐にわたっています。中でも近年特に重要視されているのは二次電池の電極(負極)でしょう。二次電池の負極には炭素系の材料が使用されているのですが、これをナノ構造にすると負極の表面積が大きくなり、より多くの電荷が蓄えられるようになるため、電池容量が大幅に向上します。これにより、電気自動車やスマートデバイスなどのさらなる高性能化が期待できます。ナノマテリアルに関する技術は、現在最も重要な技術の一つだといえるでしょう。

企業特許力ランキング(YK値ランキング)

企業特許力ランキング

本技術分野の特許に関する有力企業ランキング(本技術分野のYK値が高い企業)は、以下の通りです。

No証券コード企業名称同技術分野
関連YK値
15703  日本軽金属ホールディングス㈱ 462.06
24188 三菱ケミカルグループ㈱ 155.19
35713 住友金属鉱山㈱ 151.61
43402 東レ㈱ 145.30
56981 ㈱村田製作所 132.51
企業特許力ランキング

補足:特許と技術テーマの紐づけ方

本ランキングでは、ナノマテリアルに関連する特許を国際特許分類(IPC)を使用して選び出し、集計しています。国際特許分類(IPC)とは世界中で共通して使われている特許の分類コードで、特許には必ずついているものです。細かくは数万種類もありますので、網羅的で詳細な分類が可能です。

弁理士
弁理士

本記事では、ビッグデータを分析し、ナノマテリアルと関連する国際特許分類IPCを検索対象にしています。

特許のご紹介(YK値の高い特許)

特許ランキング

本技術分野の高YK値特許をピックアップすると以下の通りです。

証券
コード
企業名特許番号発明の名称同技術分野
関連YK値
5703 日本軽金属ホールディングス㈱ 4348401 蓋材 400.44
6981 ㈱村田製作所 5245201 負極、二次電池  125.54
5713 住友金属鉱山㈱ 6614034 ニッケル微粉末…(後略)… 84.28
4188 三菱ケミカルグループ㈱ 6794614 炭素材、及び、非水系二次電池 43.98
3402 東レ㈱ 6152923 グラフェン/有機溶媒分散液…(後略)… 35.48
技術分野有力企業(傘下のグループ企業含む)が保有する高YK値特許(代表的なものを掲載)

今現在係争がある特許

本技術分野の係争のうち、有力上場企業が関連しているものとして、以下のような係争があります。

審判番号種別攻撃側 → 防御側結果発明の名称
2023-700540異議個人→日本軽金属㈱、東洋アルミニウム㈱特許 
維持
アルミニウム成形体及びその製造方法 
2021-700494 異議個人 
→ 三菱ケミカル㈱ 
特許 
維持 
炭素材、及び、非水系二次電池  
同技術分野有力企業 特許に関する係争(代表的なものを掲載)
弁理士
弁理士

特許の係争があるということはそれだけ重要な技術だということがいえます。

工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。

大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!

以上

相談する・仕事を依頼する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です