【食品】企業特許力ランキング – 2023年4月度-

こんにちは！　工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。

今回は食品関連の特許から見た有力企業ランキングを紹介します（本記事の内容は2023年4月時点のものとなります）。

弁理士

企業の成長性（株価）の先行指標となるYK値のランキングです。YK値は企業の特許価値を評価する今注目の指標です。YK値の説明はこちらから。

今注目の食品業界

健康ニーズやライフスタイルの変化に対応

食品に関する技術の歴史は長く、過去にたくさんの発明がなされてきましたが、その重要さゆえに現在も新しい発明が続々と登場しています。

近年特に注目されているのが、健康や体質の改善に効果があるという、いわゆる機能性表示食品に係る特許です。また、共働き世代の増加などライフスタイルの変化から、保存性が高く食味もよい加工食品や食品材料（油脂など）に係る発明なども積極的に開発されているようです。

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機能性表示食品制度が始まった2015年以降、その市場は年々拡大しているのです。

食品（イメージ） 作成者:avebreakmediaMicro　出典：Adobe Stock　

https://stock.adobe.com/jp/images/various-groceries-in-shopping-cart/121555594

植物性食品の有効活用に期待

なお、近年ではＳＤＧｓの観点からコオロギなどの昆虫食も注目されていますが、今のところ特許の大きなトレンドとはなっていません。それよりも大豆ミートなど植物系の食材をおいしく食べるための発明が注目されている状況です。

そもそもＳＤＧｓで懸念されている食糧不足問題の原因は、食肉を生産するのに大量の穀物試料が消費されている点です。よって、根本的な解決策としては、穀物自体を食べるようにすることが最も有望でしょう。植物性食品の有効活用は日本企業の得意とするところですので、国際的な競争力という観点からも、食品の特許は大きな注目を集めそうです。

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コオロギが注目されていますが、そんなものより大豆の活用法を考えるのが先では？

企業特許力ランキング（YK値ランキング）

企業特許力ランキング

食品の特許に関する有力企業ランキング（本技術分野のＹＫ値が高い企業）は、以下の通りです。

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加工食品によく使われる油や粉の会社が多いです。

補足：特許と技術テーマの紐づけ方

本ランキングでは、食品に関連する特許を国際特許分類（IPC）を使用して選び出し、集計しています。国際特許分類（IPC）とは世界中で共通して使われている特許の分類コードで、特許には必ずついているものです。細かくは数万種類もありますので、網羅的で詳細な分類が可能です。

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本記事では、ビッグデータを分析し、食品と関連する国際特許分類IPCで検索しています。

特許のご紹介（YK値の高い特許）

特許ランキング

本技術分野の高ＹＫ値特許をピックアップすると以下の通りです。

弁理士

やはり、粉ものや食用油のYK値が高いですね

今現在係争がある特許

本技術分野の係争のうち、有力上場企業が関連しているものとして、以下のような係争があります。

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特許の係争があるということはそれだけ重要な技術だということです！

工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。

大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください！

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