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【シリコン】企業特許力ランキング – 2025年2月度-

こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。

今回はシリコンの特許から見た有力企業ランキングを紹介します(本記事の内容は2025年2月時点のものとなります)。

POINT
  • 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値のランキング
  • 今注目のシリコン業界!
  • YK値の高い特許も併せて紹介
弁理士
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企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値のランキングです。YK値は企業の特許価値を評価する今注目の指標です。YK値の説明はこちらから。

今注目のシリコン業界

半導体、建築・電子部品に不可欠な素材

シリコン(原子番号14の元素。ケイ素)は、砂や石の成分として地表上に大量に存在しているありふれた元素ですが、様々な工程を経ることで半導体の原材料であるシリコンウエハや、建築や電子部品に用いられるシリコーンゴムなどに活用できる非常に重要な物質です。

シリコンウエハ 作成者:xiaoliangge 出典:Adobe Stock
https://stock.adobe.com/630004753

複雑で高度な製造工程を持つシリコンウエハ

近年は特にAI関連やIoT関連での半導体の需要増が予測されることから、シリコンウエハとしての用途が改めて注目されています。シリコンウエハを製造するには、採取したシリコンから不純物を取り除いて純度の高いシリコン結晶を製造したうえで、それを極めて平坦な板状(ウエハ)にスライスし、さらに様々な表面加工を施す必要があります。高品質なシリコンウエハの製造には高い技術が必要であり、それゆえ、その技術を有する企業は半導体市場で大きな存在感を示すことになります。

半導体の世界市場規模は、2024年に前年比+19.0%の6,270億ドル(1ドル150円換算で約94兆円)。さらに、2025年も前年比+11.2%で成長し、推定6,970億ドル(1ドル150円換算で約105兆円)に達すると予測されています(World Semiconductor Trade Statistics調べ)。これに伴い半導体の原材料であるシリコンウエハの需要も大きく伸びることが推定されます。同業界は今後最も注目すべき業界のひとつといえるでしょう。 

企業特許力ランキング(YK値ランキング)

企業特許力ランキング

本技術分野の特許に関する有力企業ランキング(本技術分野のYK値が高い企業)は、以下の通りです。

No証券コード企業名称同技術分野
関連YK値
14063 信越化学工業㈱ 976.58
24061デンカ㈱ 970.95
34043 ㈱トクヤマ594.05
44188 三菱ケミカルグループ㈱461.12
53436㈱SUMCO  386.71
企業特許力ランキング

補足:特許と技術テーマの紐づけ方

本ランキングでは、シリコンに関連する特許を国際特許分類(IPC)を使用して選び出し、集計しています。国際特許分類(IPC)とは世界中で共通して使われている特許の分類コードで、特許には必ずついているものです。細かくは数万種類もありますので、網羅的で詳細な分類が可能です。

弁理士
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本記事では、ビッグデータを分析し、シリコンと関連する国際特許分類IPCを検索対象にしています。

特許のご紹介(YK値の高い特許)

特許ランキング

本技術分野の高YK値特許をピックアップすると以下の通りです。

証券
コード
企業名特許番号発明の名称同技術分野
関連YK値
4061 デンカ㈱ 7197514 非晶質シリカ粉末およびその製造方法、用途133.24
4063 信越化学工業㈱ 6694002 多結晶シリコンの製造方法106.7 
3436 ㈱SUMCO  6008385 クロロシラン類の製造方法及び製造装置 71.33
4043 ㈱トクヤマ6516549 非晶質球状シリカ粉末72.12
4188 三菱ケミカルグループ㈱ 7211147 シリカ粒子、シリカゾル、研磨組成物…(後略)… 71.61
技術分野有力企業(傘下のグループ企業含む)が保有する高YK値特許(代表的なものを掲載)

今現在係争がある特許

本技術分野の係争のうち、有力上場企業が関連しているものとして、以下のような係争があります。

審判番号種別攻撃側 → 防御側結果発明の名称
2023-700664異議個人 → デンカ㈱特許 
維持
非晶質シリカ粉末およびその製造方法、用途
2022-701305 異議個人 
→ 信越化学工業㈱
訂正 
維持 
ジクロロシランの精製方法 
同技術分野有力企業 特許に関する係争(代表的なものを掲載)
弁理士
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特許の係争があるということはそれだけ重要な技術だということがいえます。

工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。

大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!

以上

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