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【出光興産】など【全固体電池】関連3社 テクノロジーPickUP- 2024年8月度-

こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。

今回は出光興産など全固体電池に関する技術の有力企業3社のテクノロジーを紹介します(本記事の内容は2024年8月時点のものとなります)。

弁理士
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ここでピックアップする技術は今回注目したもので、全体のごく一部ですのでご留意を!

POINT
  • 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値が高い3社を紹介
  • 今注目の全固体電池業界!
  • 各企業の新しい取り組みや新発明なども併せて紹介
弁理士
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早速、企業の注目技術を見てみましょう!

出光興産

大容量化に向いた固体電解質を開発、EVでの実用化目指す

全固体電池に用いる固体電解質の量産化技術に取り組んでいます。固体電解質とは全固体電池の重要部材であり、同部材の性能が従来電池の数倍ともいわれる全固体電池の容量・出力性能を決定します。同社は、大容量化に向いた硫化物系の固体電解質を開発し量産化に取り組んでおり、トヨタと連携して2027~28年にEV向け全固体電池の実用化を目指しています。

参考URL:https://www.idemitsu.com/jp/news/2023/231012.pdf

なお、全固体電池のほか、石油製品や素材に関連して多数有します。

大日本印刷

耐熱性の高い外装材技術でシェア拡大を目指す

全固体電池用の外装材を開発しています。全固体電池は耐熱性が高く、従来の電池よりも高温下での利用が期待されているため、電池の外装材もより耐熱性の高いものが必要となります。同社は、電池用の外装材に高い技術を持っており、世界トップシェアです。同製品で培った技術を活かし、全固体電池向けの外装材でも大きなシェアを得ることが期待できます。

参考URL:https://www.dnp.co.jp/media/detail/10162269_1563.html#point4

なお、特許は全固体電池用外装材のほか、紙製品や電子デバイスなどに関して多数有します。

TDK

エネルギー密度100倍の全固体電池の材料開発に成功

従来よりもエネルギー密度が高い全固体電池の材料を開発しました。同社は従来から小型化に向いた酸化物系の全固体電池を開発し、センサ分野などでの導入が進んでいましたが、2024年に従来品の100倍のエネルギー密度を持つ材料を開発に成功しました。同製品は小型・高容量で熱安定性が高いため、イヤホンやスマートウォッチなどのウェラブルデバイス分野での活用が期待できます。

参考URL:https://www.tdk.com/ja/news_center/press/20240617_01.html

なお、特許は全固体電池のほか、電子デバイスに関連して多数有します。

弁理士
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紹介した3社以外にも本テーマの技術優良企業はありますよ

工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。

大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!

以上

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