【耐震・免震技術】企業特許力ランキング – 2022年10月度-

こんにちは！　工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。

今回は耐震・免震技術関連の特許から見た有力企業ランキングを紹介します（本記事の内容は2022年10月時点のものとなります）。

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企業の成長性（株価）の先行指標となるYK値のランキングです。YK値は企業の特許価値を評価する今注目の指標です。YK値の説明はこちらから。

今注目の耐震・免震技術業界

耐震と免震の基礎知識

耐震技術とは、基礎部分、杭、柱、壁などの強度を高めて建築物を強固にすることにより、地震などの振動を受けても損壊しないようにする技術のことをいいます。また、免震技術とは、建築物とその基礎部分との間に振動減衰装置を設置することなどにより、建築物に伝わる振動を緩和する技術のことをいいます。

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耐震技術も免震技術も高層建築には欠かせない技術となっています。

免震部材 著者: Suzukitaro
出展：Wikipedia Commons SEISMIC RETROFIT MECHANISM OF THE NATIONAL MUSEUM OF WESTERN ART TOKYO 20100321.jpg

大地震発生・インフラや建築物老朽化への対策

日本は地震大国であり、周期的に大地震に見舞われることが過去の経験から分かっています。特に南海トラフ地震については、マグニチュード 8～9 クラスの地震が 30 年以内に発生する確率が 70～80％（2020 年 1 月 24 日時点）とされており（国土交通白書 2020）、現在日本が直面する最も大きな問題の一つとなっています。さらに、日本全国でインフラや建築物の老朽化も懸念されており、この点からも耐震・免震技術は非常に大きな注目を集めています。

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耐震・免震技術業界は今最も注目の業界といえるでしょう！

企業特許力ランキング（YK値ランキング）

企業特許力ランキング

耐震・免震技術の特許に関する有力企業ランキング（本技術分野のＹＫ値が高い企業）は、以下の通りです。

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やはりゼネコンが上位に来ています。

補足：特許と技術テーマの紐づけ方

本ランキングでは、耐震・免震技術に関連する特許を国際特許分類（IPC）を使用して選び出し、集計しています。国際特許分類（IPC）とは世界中で共通して使われている特許の分類コードで、特許には必ずついているものです。細かくは数万種類もありますので、網羅的で詳細な分類が可能です。

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本記事では、ビッグデータを分析し、耐震・免震技術と関連する国際特許分類IPCを少し広めにとっています。

特許のご紹介（YK値の高い特許）

特許ランキング

本技術分野の高ＹＫ値特許をピックアップすると以下の通りです。

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6596243はJSPの特許ですが、JSPは三菱瓦斯化学の連結子会社（記事執筆時点）なので、三菱瓦斯化学の特許としてもカウントされています（YK値の仕様です）。

係争がある特許

本技術分野の係争のうち、有力上場企業が関連しているものとして、以下のような係争があります。

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特許の係争があるということはそれだけ重要な技術だということですね。

工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。

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以上

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