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【清水建設】など【耐震・免震】関連3社 テクノロジーPickUP- 2025年4月度-

こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。

今回は清水建設など耐震・免震に関する技術の有力企業3社のテクノロジーを紹介します(本記事の内容は2025年4月時点のものとなります)。

弁理士
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ここでピックアップする技術は今回注目したもので、全体のごく一部ですのでご留意を!

POINT
  • 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値が高い3社を紹介
  • 今注目の耐震・免震業界!
  • 各企業の新しい取り組みや新発明なども併せて紹介
弁理士
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早速、企業の注目技術を見てみましょう!

耐震・免震とは

 出典:Adobe Stock

耐震技術とは、基礎部分、杭、柱、壁などの強度を高めて建築物を強固にすることにより、地震などの振動を受けても損壊しないようにする技術のことをいいます。また、免震技術とは、建築物とその基礎部分との間に振動減衰装置を設置することなどにより、建築物に伝わる振動を緩和する技術のことをいいます。

清水建設

複数の方向の揺れに対応する制振装置

複雑な揺れを抑制できる屋上設置型の制振装置を開発。屋上設置型の制振装置は、地震の揺れを打ち消すように内蔵の重りを動かすことで制振を行います。同社の制振装置は揺れを回転運動に変換する部材を内部に組み込むことで、複数の方向の揺れに対応。一方向の揺れにしか対応できない制振装置にくらべ、必要な台数を減らすことができ、屋上が狭いビルにも設置できます。

参考URL:https://www.shimz.co.jp/company/about/sit/topics/topics01/

なお、特許は耐震・免震関連のほか、土木・建築に関連して多数有します。

JSP

施工性と耐火性に優れる耐震スリット材

施工性と耐火性に優れる耐震スリット材を開発。スリットとは地震の揺れや衝撃を逃すために、柱と壁の間などに作る隙間のことで、スリット材とはその隙間に設置する部材のことです。同社は従来から、容易に高精度の施工ができるスリット材を提供してきたが、近年は、さらに耐火性に優れるスリット材を開発しました。防災効果の向上が期待できます。

参考URL:https://www.co-jsp.co.jp/product/kentiku/j_slit/

なお、特許は耐震・免震関連のほか、産業資材や機能性材料に関連して多数有します。

大和ハウス工業

意匠性、サステナブル性の高いブレース

意匠性の高い耐震・免震技術用の鉄骨ブレースを開発。ブレースとは四角形の骨組の対角に斜めに設置される補強部材のことです。鉄骨ブレースは地震の際に掛かる圧力でたわんでしまうことがあるため、モルタルなどの補強材で挟み込む必要があります。同社のブレースは補強材に木材を使用できることが特徴で、意匠性に優れるうえ、未利用木材の活用にもつながります。

参考URL:https://www.resonac.com/jp/news/2025/02/12/3415.html
     https://www.daiwahouse.co.jp/lab/column/detail/01/index.html

なお、特許は耐震・免震関連のほか住宅に関して多数有します。


弁理士
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紹介した3社以外にも本テーマの技術優良企業はありますよ

工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。

大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!

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