こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。
今回は清水建設など耐震・防災に関する技術の有力企業3社のテクノロジーを紹介します(本記事の内容は2024年2月時点のものとなります)。
ここでピックアップする技術は今回注目したもので、全体のごく一部ですのでご留意を!
- 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値が高い3社を紹介
- 今注目のモータ業界!
- 各企業の新しい取り組みや新発明なども併せて紹介
早速、企業の注目技術を見てみましょう!
清水建設
最大手ゼネコン5社の一つで、耐震・免震に高い技術を持つ企業です!
近年では、超高層ビルの上層階と下層階を構造的に独立させ、双方を免震構造で連結する技術を開発。地震時には、連結部を介し、上層階と下層階が互いの揺れを打ち消す方向に揺れるため、ビル自体が制振装置となります。従来よりも上層階の揺れが低減されるうえ、制振装置の台数も大幅に削減できるとのこと。
参考URL:https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2022/2022039.html
なお、特許は耐震関連のほか、土木・建築技術に関して多数有します。
能美防災
火災報知機や消火設備など各種の防災設備を提供している企業です。研究開発、設計、施工、メンテナンスまで、防災設備について一貫して手掛けています。
近年では、ICT技術にも注力しており、防災支援のスマホアプリを開発。同アプリは火災感知器と連動して火災の発生場所・状況の把握が可能なうえ、初動指示や情報共有なども一括で行えるとのことです。ユーザが災害時に的確な行動をとれるようになることが期待できますね!
参考URL:https://www.nohmi-newgrad.com/special/taskis/
なお、特許は防災に関連して幅広く有します。
日本電気
言語分析と画像分析を組み合わせた災害状況把握システムを開発しました。
近年では災害時においても、ドライブレコーダーや監視カメラなどにより、被災地の位置・画像情報が大量に入手できますよね。同社はこの画像をAIで分析することにより、「倒壊した家屋」などの言葉から、状況に合致する画像とその位置を特定する技術を開発しました。災害状況が迅速に把握できるようになりそうです。
参考URL:https://jpn.nec.com/press/202308/20230825_02.html
特許は防災関連のほか、システムや ITインフラに関して多数有しています。
紹介した3社以外にも本テーマの技術優良企業はありますよ
工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。
大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!
以上