こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。
今回はJFEホールディングスなど再生可能エネルギーに関する技術の有力企業3社のテクノロジーを紹介します(本記事の内容は2023年6月時点のものとなります)。

ここでピックアップする技術は今回注目したもので、全体のごく一部ですのでご留意を!
- 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値が高い3社を紹介
- 今注目の再生可能エネルギー業界!
- 各企業の新しい取り組みや新発明なども併せて紹介

早速、企業の注目技術を見てみましょう!
目次 非表示
JFEホールディングス
洋上風力発電の基礎などを提供しています。風力発電は再生可能エネルギーのなかで最も有望なものの一つですが、日本国内には建設に適した土地が少ないという問題があります。洋上風力発電は海の上に風車を設置するため、通常の風力発電よりも建設場所の確保が容易です。同社は風車を支えるために海底に設置する基礎土台などを提供しています。
参考URL:https://www.jfe-eng.co.jp/products/life/owp01.html
なお、特許は風力発電関連のほか、製鉄技術や鉄鋼製品に関連して幅広く有します。
三菱重工業
様々なバイオマスを安定的に燃焼するボイラを提供しています。バイオマスとは植物系の天然資源を原料とする燃料のことで、使用した分の植林を行うことで持続的な(再生可能な)エネルギー源となります。安定供給ができるメリットがありますが、燃料の状態にばらつきがあるため燃焼が困難です。同社のボイラは高水分などの様々な状態に対応できるため安定的な燃焼が可能です。
参考URL:https://power.mhi.com/jp/group/ids/business/renewable_energy
なお、特許はプラント技術のほか、重工業に関連して幅広く有します。
IHI
海流発電の実証試験を実施。海流発電とは、黒潮などの海流のエネルギーを水車によって電力に変換する発電方式です。海流の状態は風や太陽光などに比べ天候に左右されにくいため、安定したエネルギー源になる可能性があります。実証実験では、目標とした電力を発電することが実現可能であるとの見通しを得ており、今後の発展が期待できます。
参考URL:https://www.ihi.co.jp/technology/techinfo/contents_no/__icsFiles/afieldfile/2023/06/17/62.2.8.2.pdf
なお、特許は再生可能エネルギー関連のほか、工場設備や燃焼機関などに関連して幅広く有します。

紹介した3社以外にも本テーマの技術優良企業はありますよ
工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。
大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!
以上
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