こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。
今回は三菱電機などワイヤレス給電に関する技術の有力企業3社のテクノロジーを紹介します(本記事の内容は2024年5月時点のものとなります)。
ここでピックアップする技術は今回注目したもので、全体のごく一部ですのでご留意を!
- 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値が高い3社を紹介
- 今注目のワイヤレス給電業界!
- 各企業の新しい取り組みや新発明なども併せて紹介
早速、企業の注目技術を見てみましょう!
三菱電機
効率のよい電磁誘導によるワイヤレス給電技術を開発しました。電磁誘導によるワイヤレス給電は、大容量伝送が可能ですが送電装置と受電装置の位置がずれると効率が低下する問題があります。同社は独自開発した送受電装置と電源システムを連携して動作させることにより、この問題を解決しました。駐車中の電気自動車へのワイヤレス給電などが、位置ずれがあっても可能となります。
参考URL:https://www.mitsubishielectric.co.jp/corporate/chiteki/otb/list/084/index.html
なお、特許はワイヤレス給電のほか、電気機器・設備などに関して多数有します。
京セラ
マイクロ波による高精度なワイヤレス給電技術を開発しました。マイクロ波によるワイヤレス給電は遠距離からの給電が可能ですが、給電対象が動く場合は制御が困難となる。同社は通信基地局などで培った電波制御技術を活用することでこの問題を解決し、携帯中のスマートフォンや飛行中のドローンへの給電を可能としました。有線充電が不要となり利便性が高まることが期待できます。
参考URL:https://www.kyocera.co.jp/newsroom/news/2023/002277.html
なお、特許はワイヤレス給電のほか、電子部品などに関して多数有します。
デンソー
タイヤを介して電気自動車にワイヤレス給電を行う技術を開発しました。電磁誘導によるワイヤレス給電では、送電装置と受電装置の距離を短くすることが重要です。同社はタイヤの中に電力中継用の装置を配置し、そこからホイール内を介し自動車本体に給電を行う方式を開発しました。道路下に埋め込まれた送電装置などから、電気自動車への充電が効率よくできるようになります。
参考URL:https://www.yaskawa.co.jp/newsrelease/product/1154379
なお、特許はワイヤレス給電のほか、自動車部品などに関して多数有します。
紹介した3社以外にも本テーマの技術優良企業はありますよ
工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。
大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!
以上