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【日本製鉄】など【二酸化炭素回収】関連3社 テクノロジーPickUP- 2023年5月度-

こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。

今回は日本製鉄など二酸化炭素回収に関する技術の有力企業3社のテクノロジーを紹介します(本記事の内容は2023年5月時点のものとなります)。

弁理士
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ここでピックアップする技術は今回注目したもので、全体のごく一部ですのでご留意を!

POINT
  • 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値が高い3社を紹介
  • 今注目の二酸化炭素回収業界!
  • 各企業の新しい取り組みや新発明なども併せて紹介
弁理士
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早速、企業の注目技術を見てみましょう!

日本製鉄

多孔質体で効率的に二酸化炭素を分離

新しい構造材料を使用した二酸化炭素回収技術をレゾナック等と開発中です。石油化学コンビナートなどから排出される低濃度の排出ガスは、二酸化炭素の分離が難しく回収に多量のエネルギーが必要となります。同社は二酸化炭素の吸収に、これまでとは異なる柔軟性のある多孔質体を使用、従来よりも効率的に二酸化炭素を分離できます。

参考URL:https://www.nipponsteel.com/news/20221222_100.html

なお、特許は二酸化炭素の回収方法のほか、製鉄技術や鉄鋼製品に関連して幅広く有します。

IHI

独自の触媒を用いて効率的にメタネーション

高性能なメタネーション装置を提供しています。メタネーションとは、工場等から排出される二酸化炭素を回収し、水素と触媒で反応させることで、合成メタン燃料を製造する技術です。同社は高性能・長寿命な独自の触媒を用いて装置の高効率化を実現したほか、短期間で納入できる小型装置なども実用化しました。メタネーションの普及促進が期待できます。

参考URL:https://www.ihi.co.jp/all_news/2022/resources_energy_environment/1198059_3473.html

なお、特許はメタネーション装置の他、工場設備や燃焼機関などに関連して幅広く有します。

日揮ホールディングス

高圧で回収し、低コストで地中に貯留可

天然ガス等に含まれる二酸化炭素を吸収分離し、高圧で回収する技術を開発しました。二酸化炭素回収技術においては、回収した二酸化炭素を天然ガス等の掘削により空洞となった地層に圧入する(元の場所に戻す)場合が少なくありません。同社の技術によれば、より高圧な状態で二酸化炭素を回収できるため、圧入のために新たに必要となるエネルギーを大幅に削減でき、効率が良くなります。 

参考URL:https://www.jgc.com/jp/business/tech-innovation/environment/hipact.html

なお、特許は二酸化炭素回収装置のほか、石油化学などに関連して幅広く有します。

弁理士
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紹介した3社以外にも本テーマの技術優良企業はありますよ

工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。

大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!

以上

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