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【三井金属鉱業】など【全固体電池】関連3社 テクノロジーPickUP- 2023年1月度-

こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。

今回は三井金属鉱業など全固体電池に関する技術の有力企業3社のテクノロジーを紹介します(本記事の内容は2023年1月時点のものとなります)。

弁理士
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ここでピックアップする技術は今回注目したもので、全体のごく一部ですのでご留意を!

POINT
  • 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値が高い3社を紹介
  • 今注目の全固体電池業界!
  • 各企業の新しい取り組みや新発明なども併せて紹介
弁理士
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早速、企業の注目技術を見てみましょう!

三井金属鉱業

導電性能と安定性を両立した固体電解質

全固体電池に用いる高性能な固体電解質を開発しました。全固体電池とは、電解質という電池の重要部材に固体を使用した電池のことです。従来の液体電解質を使用した電池よりも、安全性が高く大容量化も期待できます。普及には固体電解質の性能向上や量産性などが課題となっていましたが、同社は導電性能と安定性を両立した固体電解質を開発し、量産にも成功し、サンプル供給を開始しています。

参考URL:https://www.mitsui-kinzoku.com/LinkClick.aspx?fileticket=0xTgG9SswhI%3D&tabid=199&mid=826

なお、特許は固体電解質のほか、材料に関連して幅広く有します。

トヨタ自動車

自動車向けの大容量固体電池

自動車向けの全固体電池を開発しました。全固体電池は安全性が高く、従来の電池と比べ安全確保の仕組みを簡略化できるため、結果として電池システム全体を小型化することができます。このため、電気自動車やハイブリット車に搭載する電池として最適です。同社は自動車向けの大容量全固体電池を開発し、すでに試験走行を開始。当初はハイブリッド車への搭載を予定しています。

参考URL:https://toyotatimes.jp/toyota_news/168_2.html#anchorTitles

なお、特許は全固体電池のほか、自動車に関連して幅広く有します。

住友化学

柔軟性のある固体電解質でコスト削減

柔軟性のある固体電解質を開発しました。全固体電池では、固体電解質と電極を密接に接合する必要があります。しかし、通常の固体電解質は表面が硬質であるため、電極と密接に接合するには大きな圧力で押さえつける必要があり、これが製造コストを増大させていました。同社は柔軟性のある固体電解質を開発。大圧力を加えなくても電極との密接接合が可能となるため、製造コストの削減が期待できます。

参考URL:https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/detail/20221107.html

なお、特許は全固体電池のほか、化学に関連して幅広く有します。

弁理士
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紹介した3社以外にも本テーマの技術優良企業はありますよ

工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。

大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!

以上

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