こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。
今回は富士フイルムホールディングスなど医療機器に関する技術の有力企業3社のテクノロジーを紹介します(本記事の内容は2023年4月時点のものとなります)。

ここでピックアップする技術は今回注目したもので、全体のごく一部ですのでご留意を!
- 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値が高い3社を紹介
- 今注目の医療機器業界!
- 各企業の新しい取り組みや新発明なども併せて紹介

早速、企業の注目技術を見てみましょう!
目次 非表示
富士フイルムホールディングス
AIを活用した診断装置を開発しました。CT(放射線を使用して人体の断面を撮像する装置)などの診断装置は体内の状態を画像化できますが、その画像から病変部を発見するのは医師であっても容易ではありません。同社はAIを利用して、自動で病変が疑われる部分を特定するシステムを開発。医師の負担が減少することにより、より多くの診断ができるようになります。
参考URL:https://www.fujifilm.com/jp/ja/healthcare/healthcare-it/diagnostic-support/cxr-aid
なお、特許は診断装置のほか、撮像装置や情報処理装置に関連して幅広く有します。
東レ
透析装置に用いる高性能な繊維を開発しました。透析装置とは血液から毒物を取り除く装置のことで、腎臓の弱った患者の血液を繊維膜に透過させてから体内に戻すことにより、血液を浄化する仕組みです。同社の繊維は独自のナノ技術と繊維形状により、不純物の除去性能が高く、生体適合性も優れているため、患者への負担も軽いものです。
参考URL:https://www.toray.co.jp/news/article.html?contentId=v7dxb7ht
なお、特許は透析装置に用いるもののほか、繊維に関連して幅広く有します。
オリンパス
高性能な外科手術用内視鏡システムを開発しました。外科手術用内視鏡システムとは、腹部に小さな穴をあけて内視鏡を挿し、モニター画面を観察しながら手術するためのシステムです。開腹手術よりも患者の負担が少ないため普及してきました。同社のシステムはカメラを高解像度にすることや、内視鏡の照明に特殊な光を使用することなどで視認性が高いため、より使用しやすいものになっています。
参考URL:https://www.olympus.co.jp/news/2022/nr02388.html
なお、特許は内視鏡に関連して幅広く有します。

紹介した3社以外にも本テーマの技術優良企業はありますよ
工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。
大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!
以上
「YKS特許力情報」のご案内

工藤一郎国際特許事務所が開発した、特許の経済的価値を評価した「YK値」を多角的に分析したコンテンツです。業種分類別/会社別に、企業の成長・衰退、敵対・友好を概観できます。左記のYKS Map、会社情報等多数のコンテンツを取り揃えております。
各コンテンツの紹介はこちら
定価 1320円(税込)~/1ファイル
特許の価値評価と知財戦略の分析 
