こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。
今回は信越化学工業など半導体製造に関する技術の有力企業3社のテクノロジーを紹介します(本記事の内容は2023年11月時点のものとなります)。

ここでピックアップする技術は今回注目したもので、全体のごく一部ですのでご留意を!
- 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値が高い3社を紹介
- 今注目の半導体製造業界!
- 各企業の新しい取り組みや新発明なども併せて紹介

早速、企業の注目技術を見てみましょう!
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信越化学工業
半導体の原材料となるシリコンウエハを製造しています。シリコン(ケイ素)とはいわゆる砂のことですが、これを半導体の原材料となるウエハに加工するには、100%に近い純度の結晶を製造するなどの多数の工程が必要です。同社はこの分野で高い技術を持ち、シリコンウエハの世界シェア首位です。また、近年は小型ディスプレイに用いるマイクロLEDの製造装置なども提供しています。
なお、特許は半導体製造技術に関連して幅広く有します。
キヤノン
半導体製造用の露光装置を提供しています。露光装置とは、半導体製造の前工程(シリコンウエハ上に回路を形成するまでの工程)の最重要処理である回路パターンの焼き付けを行う装置です。近年は、従来は何度も露光処理を行う必要がある複雑な回路パターンでも、一度の露光処理で焼き付けが可能な、革新的な露光装置を上市しました。
参考URL:https://global.canon/ja/product/indtech/semicon/
なお、特許は導体製造装置のほか、センサーや複写機などに関連して幅広く有します。
レゾナック・ホールディングス
半導体製造の後工程用材料で世界トップクラスのシェアを誇ります。半導体製造の後工程とは、回路が形成されたシリコンウエハを切り分け、チップ化して基盤に固定し、製品としてパッケージするまでの工程をいいます。同社は特にチップを固定するための接着テープや、半導体の放熱を行う熱伝導シートなどに強みがあります。
参考URL:https://www.resonac.com/jp/corporate/strategy/semi.html
なお、特許は半導体用材料のほか、二次電池用電極材料など様々な素材に関連して幅広く有します。

紹介した3社以外にも本テーマの技術優良企業はありますよ
工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。
大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!
以上
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