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【中外製薬】など【バイオ医療】関連3社 テクノロジーPickUP- 2024年9月度-

こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。

今回は中外製薬などバイオ医療に関する技術の有力企業3社のテクノロジーを紹介します(本記事の内容は2024年9月時点のものとなります)。

弁理士
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ここでピックアップする技術は今回注目したもので、全体のごく一部ですのでご留意を!

POINT
  • 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値が高い3社を紹介
  • 今注目のバイオ医療業界!
  • 各企業の新しい取り組みや新発明なども併せて紹介
弁理士
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早速、企業の注目技術を見てみましょう!

バイオ医療とは

バイオ医療は、生物学やバイオテクノロジーを応用して、病気の予防、診断、治療を目指す分野です。
抗体やワクチンの開発、遺伝子編集技術を用いた治療、再生医療におけるiPS細胞の活用などが主な取り組みとして挙げられます。これにより、難病の治療や個別化医療が進展し、より効果的で安全な治療法の実現が期待されています。

中外製薬

少量抗体による免疫強化技術で投薬頻度を減少

少量の抗体で免疫機能を高める技術を開発しました。抗体とは、人体に悪影響を与える異物(抗原)に結合し、除去する働きを持つ物質のことです。一般的な抗体は抗原に一回しか結合しませんが、同社の技術による抗体は繰り返し抗原に結合するため、少量で長時間の効果を発揮することができます。このため、投薬の頻度を減らし、患者の負担を軽減することなどが期待できます。

参考URL:https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20240522113000_1395.html?year=2024&category=

なお、特許はバイオ医療のほか、医療・医薬に関連して幅広く有します。

味の素

高品質アミノ酸技術で拓いたiPS細胞培養の新境地

iPS細胞の培養を簡単に行える細胞培地を開発しました。iPS細胞を用いた治療では、採取した自分の細胞を初期化して培養し、臓器などの様々な細胞に分化させ、これを移植することで治療を行います。この培養を行うのが細胞培地です。同社は細胞培地に必要な素材のうち、高品質なアミノ酸の製造技術に特に強みがあり、高品質な培地を製造することができます。

参考URL:https://story.ajinomoto.co.jp/rd/010.html

なお、特許はバイオ医療用品のほか、食品に関連して多数有します。

住友化学

高純度長鎖gRNAで広がる治療の可能性

純度の高い長鎖gRNAを製造する技術を開発しました。gRNA(ガイドRNA)とは、遺伝子治療の分野で重要な役割を果たす物質です。gRNAは純度が重要で、長鎖になるほど純度を上げるのは困難になりますが、最新の遺伝子治療ではより長鎖のgRNAが求められています。同社の製造技術による高純度の長鎖gRNAが、遺伝子治療に貢献することが期待されます。

参考URL:https://www.sumitomo-chem.co.jp/oligonucleotide/jp/#

なお、特許はバイオ医療のほか、化学品に関連し幅広く有します。


弁理士
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紹介した3社以外にも本テーマの技術優良企業はありますよ

工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。

大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!

以上

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