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【ナビゲーションシステム】企業特許力ランキング – 2021年11月度-

企業特許力ランキング

こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。

今回はナビゲーションシステム関連の特許から見た有力企業ランキングを紹介します(本記事の内容は2021年11月時点のものとなります)。

POINT
  • 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値のランキング
  • 今注目のナビゲーションシステム業界!
  • YK値の高い特許も併せて紹介
弁理士
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企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値のランキングです。YK値は企業の特許価値を評価する今注目の指標です。YK値の説明はこちらから。

今注目のナビゲーションシステム業界

自動運転車への搭載が独自の市場を開拓

ナビゲーションシステムとは、指定された目的地までの経路を自動で作成し誘導するシ
ステムのことをいいます。このシステムは自動車や航空機、船舶をはじめ、近年はスマートフォンの地図アプリなどによって歩行者の誘導にも用いられており、今やすべての移動手段で活用できるものとなっています。


その中でも今後特に注目されるのは、自動運転車に搭載するナビゲーションシステム
す。従来型のカーナビは、スマートフォンによって需要が浸食されている面がありますが、自動運転車に搭載するナビは、車載センサやAI、デジタル化された運転席と統合された全く新しいものになり、独自の市場を開拓するといわれています。

弁理士
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高度な自動運転には車載センサとの連携が必要なため、スマホでは難しいでしょう。

*イメージ(実物の画像ではありません)。 

自動運転車の市場規模拡大に期待

自動運転車は、徐々にその市場規模を拡大すると考えられ、完全な自動運転ではないも
のの、AIが主な操縦者で人間が補助者となる「条件付きの運転自動化」(自動運転レベル3)の自動車については、2030 年までに数千万台が普及するとの予想もなされています。
自動運転車用のナビゲーションシステムも、この自動運転車の普及に合わせ、市場を拡大していくと考えられます。このため、ナビゲーションシステムは最も注目すべき技術の一つといえます。

弁理士
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単なる道案内ではなく乗客とコミュニケーションをとるようなナビになるでしょう

企業特許力ランキング(YK値ランキング)

企業特許力ランキング

ナビゲーションシステムの特許に関する有力企業ランキング(本技術分野のYK値が高い企業)は、以下の通りです。

No証券コード企業名称同技術分野
関連YK値
16902㈱デンソー315.63
26770 アルプスアルパイン㈱281.59
36632㈱JVCケンウッド195.54
49984ソフトバンクグループ㈱ 179.10
57203トヨタ自動車㈱138.28
企業特許力ランキング
弁理士
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自動車部品のメーカやカーナビメーカがランクインしています。

本ランキングでは、ナビゲーションシステムに関連する特許を国際特許分類(IPC)を使用して選び出し、集計しています。国際特許分類(IPC)とは世界中で共通して使われている特許の分類コードで、特許には必ずついているものです。細かくは数万種類もありますので、網羅的で詳細な分類が可能です。

弁理士
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本記事では、ビッグデータを分析し、ナビゲーションシステムと関連する国際特許分類IPCを特定しています。

特許のご紹介(YK値の高い特許)

特許ランキング

本技術分野の高YK値特許をピックアップすると以下の通りです。

証券
コード
企業名特許番号発明の名称同技術分野
関連YK値
6770アルプスアルパイン㈱6081331ナビゲーションシステム及びコンピュータプログラム71.13
6632
㈱JVCケンウッド5828247表示処理装置、表示処理方法、及び、プログラム59.36
6902㈱デンソー5953948道路学習装置58.69
9984ソフトバンクグループ㈱6097421情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム48.13
7203トヨタ自動車㈱5725068車両制御装置、車両制御方法及び車両制御システム13.36
技術分野有力企業(傘下のグループ企業含む)が保有する高YK値特許(代表的なものを掲載)
弁理士
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車両制御などの自動運転と連携した発明も多そうです。

今現在係争がある特許

本技術分野の係争のうち、有力上場企業が関連しているものとして、以下のような係争があります。

審判番号種別攻撃側 → 防御側結果発明の名称
2019-700145異議個人 →㈱デンソー一部
成立
ドライバの運転不能状態検出装置
2016-700662一部
異議
個人 → アルパイン㈱不成立車線逸脱警報装置および車線逸脱警報…
同技術分野有力企業 特許に関する係争(代表的なものを掲載)
弁理士
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特許の係争があるということはそれだけ重要な技術だということですね。

工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。

大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!

以上

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