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今回はトヨタ自動車など全固体電池に関する技術の有力企業3社のテクノロジーを紹介します(本記事の内容は2025年11月時点のものとなります)。

ここでピックアップする技術は今回注目したもので、全体のごく一部ですのでご留意を!
- 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値が高い3社を紹介
- 今注目の全固体電池業界!
- 各企業の新しい取り組みや新発明なども併せて紹介

早速、企業の注目技術を見てみましょう!
目次 非表示
全固体電池とは

全固体電池とは、正極と負極の間に電解液がなく、ある種のセパレーターだけがある電池をいいます。 電解質が液体でないため、従来電池のリスクである電解質の蒸発、分解、液漏れ、電極間ショートといった問題が解消でき、次世代のバッテリーとして期待されています。製造コストの高さやエネルギー効率の向上、量産化が課題となっています。
トヨタ自動車
全固体電池を搭載した電気自動車(EV)の実用化を2028年までに予定しています。全固体電池とは、充電池の重要部材である電解質に固体を用いたものです。従来の液体電解質を用いた充電池と比べ、充電速度が速く、エネルギー密度も高くなります。実用レベルでEVに搭載できれば、EVの短所であった充電速度や航続距離が大幅に改善するといわれており、EVの急速な普及につながる可能性があります。
参考URL:特許第6742547号(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-6742547/15/ja)など
なお、特許は全固体電池のほか、自動車に関連し多数有します。
三井金属
高性能な固体電解質を開発。固体電解質は、全固体電池の最重要部材です。同社の電解質はアルジロダイト型硫化物という特殊な材料を使用しており、従来の固体電解質の課題であった「リチウムイオンの動きにくさ」を解消しました。結果、液体電解質と同等レベルの高いイオン伝導性を実現しています。同社はすでに量産試験設備を稼働させており、近年中の実用化が期待できます。
参考URL:https://www.mitsui-kinzoku.co.jp/mlab/attempt/asolid/
なお、特許は固体電解質のほか、金属材料に関連して多数有します。
住友化学
高性能な全固体電池用の正極材料を開発。全固体電池においては、イオン伝導性の観点から固体電解質と接合する正極の性能も重要となります。同社の正極材料はその素材となる粉末の粒子径を制御することなどにより、固体電解質との接合をより安定させることに成功しました。イオンの伝導が円滑となり、全固体電池の性能と寿命の向上が期待できます。
参考URL:https://medical.jms.cc/products/detail.html?m=ProductsDetail&catid=17&itemid=444
なお、特許は全固体電池正極のほか、機能性材料に関連して多数有します。

紹介した3社以外にも本テーマの技術優良企業はありますよ
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