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【CT・PET・MRIなど診断装置】企業特許力ランキング – 2022年9月度-

企業特許力ランキング

こんにちは! 工藤一郎国際特許事務所です。日銀、東証、日経グループ、金融機関、大手技術系メーカーと多数の特許価値評価・知財戦略分析に関する取引実績があります。このブログでは特許価値評価や知財戦略分析に関する情報を提供しています。

今回はCT・PET・MRIなど診断装置関連の特許から見た有力企業ランキングを紹介します(本記事の内容は2022年9月時点のものとなります)。

POINT
  • 企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値のランキング
  • CT・PET・MRIなど診断装置業界は今注目すべき業界!
  • YK値の高い特許も併せて紹介
弁理士
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企業の成長性(株価)の先行指標となるYK値のランキングです。YK値は企業の特許価値を評価する今注目の指標です。YK値の説明はこちらから。

今注目のCT・PET・MRIなど診断装置業界

CT・PET・MRIの違い

医療機器の中でもCT・PET・MRIなどの診断装置は日本企業が最も得意とする分野です。

CTとは、被検査者の周囲から放射線を照射することにより、体の断面画像を得る装置です。また、PETとは、体内に投与した薬剤から放出される放射線を観測することにより、この薬剤をより多く吸収した細胞部分を強調表示した画像を得る装置です。薬剤にはがん細胞が栄養源とする糖が含まれているため、結果的にがんに侵されている部位を明らかにすることができます。MRIとは、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する装置です。MRIの大きなメリットとして、CTやPETのように放射線を用いないため、被ばくの心配がない、という点が挙げられます。


これらの装置はいずれも疾病の早期発見に重要な役割を果たしています。

弁理士
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日本の高品質な検査機器は中国からも注目されているそうです

診断装置のイメージ 出典:Adobe Stock 作成者:Gorodenkof

中国、東南アジア圏での市場拡大に期待

ヘルスケア関連産業は、日本国内では医療費抑制などの懸念材料があるものの、中国での高齢化社会の進展や、東南アジア圏の健康意識の高まりなどから、国際的には大きな成長が期待されています。特に診断機器の分野は日本企業の得意分野であり、今後大きく注目を集める分野となりそうです

弁理士
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CT・PET・MRIなど診断装置業界は今最も注目の業界といえるでしょう!

企業特許力ランキング(YK値ランキング)

企業特許力ランキング

CT・PET・MRIなど診断装置の特許に関する有力企業ランキング(本技術分野のYK値が高い企業)は、以下の通りです。

No証券 コード企業名称本技術分野
関連YK値
17751キヤノン㈱87.69
24901富士フイルム HD㈱84.64
34902コニカミノルタ㈱76.38
43402東レ㈱57.49
54005住友化学㈱60.06
企業特許力ランキング
弁理士
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カメラを作っていた企業が医療機器に進出するケースが多いんですね

補足:特許と技術テーマの紐づけ方

本ランキングでは、CT・PET・MRIなど診断装置に関連する特許を国際特許分類(IPC)を使用して選び出し、集計しています。国際特許分類(IPC)とは世界中で共通して使われている特許の分類コードで、特許には必ずついているものです。細かくは数万種類もありますので、網羅的で詳細な分類が可能です。

弁理士
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本記事では、ビッグデータを分析しCT・PET・MRIなど診断装置と関連する国際特許分類IPCを少し広めにとっています。

特許のご紹介(YK値の高い特許)

特許ランキング

本技術分野の高YK値特許をピックアップすると以下の通りです。

証券
コード
企業名特許番号発明の名称YK値
3402東レ㈱6747590撮影台およびその製造方法、マンモグラフィ…(後略)…78.75
4005住友化学㈱6286606画像処理プログラム、画像処理装置、および画像処理方法50.99
7751キヤノン6150975DAS検出器及びX線コンピュータ断層撮影装置36.56
4901富士フイルム HD㈱6259382電子カセッテ47.73
4902コニカミノルタ㈱6428223放射線画像撮影装置30.17
技術分野有力企業(傘下のグループ企業含む)が保有する高YK値特許(代表的なものを掲載)
弁理士
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特許6747590のマンモグラフィとは、乳房専用のX線撮影のことです

今現在係争がある特許

本技術分野の係争のうち、有力上場企業が関連しているものとして、以下のような係争があります。

審判番号種別攻撃側 → 防御側結果発明の名称
2021-700218異議個人 
→  
東レ㈱
不成立撮影台およびその製造方法…(後略)…
同技術分野有力企業 特許に関する係争(代表的なものを掲載)
弁理士
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特許の係争があるということはそれだけ重要な技術だということですね。

工藤一郎国際特許事務所では様々な特許の分析レポート・価値評価レポートを提供しています。

大手研究所、メーカー、金融機関等向け等に多数の納入実績がありますので、ぜひご相談ください!

以上

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